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ステークホルダーとの交流

サノフィは、ステークホルダーとの交流において、患者中心の姿勢を維持し、インテグリティ、敬意、正当な目的、透明性、説明責任を伴う行動をすることに全力で取り組んでいます。

サノフィの使命を達成するためには、さまざまな方法で健康エコシステムの多様なステークホルダーと交流し、連携する必要があります。これらの利害関係者には、患者さんや患者団体、介護者、医療従事者、政府関係者、科学技術団体の方々などが含まれます。これらの方々との関わりは、バイオ医薬品イノベーションと当社の製品およびサービスへの患者さんのアクセスの生命線です。患者さんのケアを向上させるには、各ステークホルダーとの交流がサノフィの倫理原則に沿ったものでなければなりません。これには、患者さんへのフォーカスとインテグリティへのコミットメントの共有、利益相反の認識、相互の独立性への尊重、透明性の受け入れ、そして関わった結果に対して責任を果たすことが含まれます。サノフィはまた、当社のミッションに関連する問題について、公の場での生産的な会話と、ステークホルダーとの責任ある政治的関与にも尽力しています。

機会最 大化の方法

  • 信頼と倫理原則に基づくステークホルダーとの交流を促進し、潜在的な利益相反を認識することで、サノフィのパフォーマンスの信頼性と、事業を展開する健康エコシステムのサステナビリティを強化すること。
  • 保健当局/所轄官庁に積極的に関与し、進化発展した規制手段を活用することで、科学的インテグリティをもって研究開発の加速に貢献すること。
  • 患者さんや患者団体、介護者の方々と交流することで、患者さんのニーズや製品やサービスの影響をよりよく理解し、これらの学習を活用して業務を継続的に改善すること。
  • 患者さんと介護者の方のつながりを丁寧に共有することで、私たちは研究を進め、人々の暮らしをより良くする。
  • 患者さんや介護者、医療従事者、当局を含む多様な利害関係者の方々に責任ある科学的、教育的、臨床的、製品情報を提供することで、患者さんのケアを改善し、提供する革新的な製品とサービスの公平な競争フィールドをサポートすること。
  • 当社の製品およびサービスに適切なマーケティングを利用することで、医療システムや患者さんにとってのメリットの最大化を支援すること。

リスクを 最小化する方法

  • 私たちは、サノフィとステークホルダーとの交流中に生じるかもしれない利益相反を積極的に発見し、その回避および/または軽減に取り組んでいます。
  • 私たちは、患者や介護者と個人的にまたは患者団体の一部として交流する場合、彼らの自主性とこうした交流が自発的になされる性質を尊重しつつ、倫理上の境界を明確に守ります。
  • 私たちは、患者団体に対する財務支援や現物支援が透明性を保ち、書面による合意に確実に反映されるようにします。
  • 私たちは、法令に従い、透明性のある専門的な方法で医療従事者と交流し、以下を申し出たり提供したりしません。
    • (a)処方慣行に不適切な影響を与えること。
    • (b)当社の製品やサービスの不適正な使用を奨励すること。
  • 私たちは、医療従事者に製品とサービスの利点とリスクについて情報を提供し、適切な処方や患者による使用を促進しています。
  • 私たちは、科学研究や当社の製品とサービスについて正確な情報を提供することを目的に、医療従事者および患者支援団体向けのシンポジウム、学会、情報提供のプレゼンテーション、その他のイベントの企画や資金支援を行っています。
  • 私たちは、外部専門家たるステークホルダーにコンサルティングおよび/または講演活動を依頼する際は、適正で誠実なビジネス目的があることを前提とします。
  • 私たちは、例えばアドバイザリーボードなど外部専門家に提言や助言を求めますが、それが悪用されて専門家に不適切な影響を与えないよう配慮します。
  • 私たちは、サノフィが拠出するすべての寄付内容を文書化するとともに、寄付の目的が適切であることを明確に開示するよう、受益者に要請します。

  • 私たちは、アクセスプログラムについて、ビジネスパートナーその他の利害関係者との交流に関するインテグリティの基準と同様に、ファーマコビジランス、価格設定、患者データ保護、反トラストに関するあらゆる法令、規範を遵守します。
  • 私たちは、公務員との交流や責任ある政治関連の業務を行う場合、倫理上の境界を明確に守ります。また、正確でバランスの取れた情報を提供し、公共政策の決定やその他の意思決定過程において不適切な影響を及ぼすことを禁止しています。
  • 私たちは、当社の製品やサービスについて、上市前その他の必要な承認を得る前に販促活動を行っている、またはそのように見なされ得るステークホルダーの活動には関与しません。
  • 私たちは、ステークホルダーとの交流において、IFPMA(国際製薬団体連合会)の行動規範やガイダンスノートのようなグローバル、地域、現地の業界規範に基づく対応を率先して行います。